福岡県春日市の住宅街で、長年ご家族の車を守ってきた古いカーポートを撤去した施工事例です。作業は半日ほどの小さな工事。それでも、となりの建物や植栽が近い現場ですので、ていねいに進めました。あわせて、あまり知られていない「基礎(土台)を撤去するか・残すか」という選びどころも、この記事でご紹介します。
🏠 Before|長年、車とご家族を見守ってきたカーポート

玄関先で長いあいだ、雨の日も風の日も車を守ってきた、一台分のカーポートです。スチール(鉄)の骨組みに、半透明の屋根がのった昔ながらのつくり。よく見ると、骨組みには年月を感じさせる色あせやサビが、屋根材にも傷みが見られました。
ひと昔前のカーポートには鉄でつくられたものが多く、年月とともに金属が腐食していきます。古くなった屋根材や骨組みは、台風や強い風のときに思わぬ事故につながることもあり、「気になってきたら早めに」が安心です。カーポートも、家と同じように役割を果たしてきた大切な存在。その役割に感謝しながら、これからの安全な暮らしのために、ていねいに撤去させていただくことになりました。
🚧 私たちの進め方|となりの建物や植栽を、傷つけないように

作業は、屋根材を外し、金属(鉄)の骨組みを回転カッターで数か所に切り分けて運び出す、という流れです。建物とはつながっていないため、半日ほどで完了しました。
ただ、ご覧のとおり、となりの建物やフェンス、足元の植木鉢のお花とも距離が近い現場です。だからこそ重機まかせにはせず、要所では手作業を交えて、まわりにぶつけたり傷つけたりしないよう慎重に進めました。切り分けた鉄の骨組みや屋根材は、種類ごとにきちんと分け、資源として次の役割へと送り出しています。
✨ After|屋根がなくなり、空がひらけた駐車スペースへ

こちらが、カーポートを撤去したあとの様子です。上の着工前の写真と、ほぼ同じ場所から撮っています。屋根と骨組みがなくなり、空がひらけて、駐車スペース全体がぐっと明るく、広々とした印象になりました。長く使われてきた土間(コンクリート)は、そのまま活かしています。
🤔 意外と知られていない選びどころ|基礎は「撤去」?それとも「残す」?

カーポートの撤去には、あまり知られていない選びどころが一つあります。それは、柱を支えていた地面の「基礎(土台)」を、撤去するか・残すかです。
- 基礎まで撤去する場合:地面はまっさらになりますが、専用の機械で削るためどうしても音が出やすく、削ったあとに白いコンクリートの跡が出て、見た目はあまりきれいになりません
- 基礎を残す場合:作業は静かで、表面の見た目もそのまま保てます
どちらが正解ということはありません。ご希望や、その後の駐車スペースの使い方に合わせて選べるのがカーポート撤去です。今回は、施主様のお考えをていねいにうかがったうえで、柱を根元で切り分け、基礎はそのまま残す形で仕上げました。
私たちにとって解体・撤去は、ただ壊すことではなく、その土地の次の物語のための準備です。だからこそ「全部とってしまえばいい」ではなく、お一人おひとりのご希望に寄り添って、ちょうどよい仕上がりを一緒に考えます。
屋根のなくなった、ひらけた駐車スペース。新しいお車を迎える場所にしてもよし、自転車やプランターを置いて小さな庭のように使ってもよし——使い方の自由が、ぐっと広がります。役割を終えたカーポートが、次の暮らしのための「余白」になりました😊
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