福岡市の東隣、糟屋郡の落ち着いた住宅街が広がる須恵町(すえまち)。実はこの須恵町旅石は、私たちサンミライ開発の旧本社があった場所で、私たちにとってもなじみの深い町です。ご実家の解体や空き家の整理を考え始めたとき、まず気になるのは「費用はいくらか」「使える補助金はあるか」だと思います。本記事では、2026年6月時点で須恵町都市整備課への確認結果と国税庁の制度をもとに、須恵町の解体工事の費用相場・町で使える補助金の最新状況・補助金以外の選択肢を整理しました。役割を終えたお家を、次の暮らしへ気持ちよく受け渡すための一次情報リストとしてお役立てください。

🏠 須恵町で解体や実家整理を考える方の3つのお悩み

私たちサンミライ開発は、福岡県全域・佐賀県全域でご相談を承っており、不動産事業部には毎月さまざまな地域のご実家や物件のご相談が届きます。糟屋郡須恵町にお持ちの方からのご相談も、旧本社のご縁もあって少なくありません。お悩みは大きく3つのパターンに分かれます。

1. 県外在住で、相続した実家の扱いに困っている方
「親が住んでいた須恵町の家を相続したけれど、自分は福岡市内や関東に住んでいて活用予定がない。固定資産税だけが毎年出ていく」というご相談です。建物は築40年を超えているケースが多く、リフォームよりも解体や売却を視野に入れる段階に来ています。

2. 空き家を所有していて、近隣への配慮で悩んでいる方
「閑静な住宅地にある実家を空き家のままにしていて、屋根や外壁、ブロック塀の劣化が気になる。台風シーズンが来るたびに、お隣にご迷惑がかからないか心配になる」というお声です。須恵町のように古くからの住宅地と新しい住宅地が並ぶ町では、特に多いお悩みです。

3. 築40年超のご自宅を建て替えたい方
ご自身が長年住んでこられたお家を取り壊して、お子様世帯と暮らせる二世帯住宅に建て替える、というケースです。この場合は解体費用の試算と、建て替えのスケジュール調整が大きなテーマになります。

どのパターンも、根っこにあるのは「家にも役割がある」という感覚だと感じています。住み手の暮らしを支え、子育てを見守り、家族の記憶を抱えてきたお家に、どのような形でお別れしていただくか。私たちは解体工事を、単なる「壊す作業」ではなく、次の暮らしへの準備と捉えてご一緒しています。

💰 須恵町の解体工事費用相場(坪単価5万円が一つの目安)

須恵町で木造一戸建ての解体工事をご検討の場合、坪単価およそ5万円を一つの目安にしていただくと、おおまかな概算がイメージしやすくなります。これは私たちサンミライ開発が福岡県内で手がけてきた現場経験と、業界一般の相場感を組み合わせた数値です。

構造・坪数別の概算費用イメージ

建物構造30坪(約99㎡)40坪(約132㎡)50坪(約165㎡)
木造約150万円約200万円約250万円
軽量鉄骨造約180万円〜約240万円〜約300万円〜
鉄筋コンクリート造約240万円〜約320万円〜約400万円〜
須恵町の解体工事費用イメージ(2026年6月時点・構造と坪数による概算)。立地・付帯工事・廃材処理の難易度で増減します。

費用が増減する5つの要因

同じ坪数でも、最終的なお見積り金額は次の要因で動きます。

  1. 道路の幅員と重機搬入のしやすさ — 道路が狭く重機が入りにくい現場では、手壊し部分が増えて費用が上がります。
  2. 付帯工事の範囲 — ブロック塀・植栽・浄化槽・地中埋設物の有無で増減します。
  3. 建物の構造 — 木造・軽量鉄骨・鉄筋コンクリートの順に解体単価が上がります。
  4. 廃材分別の難易度 — アスベスト含有建材があるかどうかで、調査・処理費用が変わります。
  5. 立地条件 — 隣地との距離・電線の位置・近隣への配慮で必要な養生範囲が変わります。

須恵町は、旧街道沿いの古くからの住宅地と、東環状道路沿いなどの新しい住宅地が並走する地形です。新しい住宅地は道幅にゆとりがあり重機搬入がしやすい一方、旧旅石・須恵地区など昔ながらの住宅地では道幅が狭い場所もあります。付帯工事の有無とあわせて、現地確認でのお見積りが大切になります。また、昔ながらの住宅地での解体では、工事中の養生・散水・こまめな清掃といった近隣への配慮が欠かせません。私たちは、ご近所のお住まいへの影響をできるだけ抑えながら、丁寧に作業を進めることを心がけています。

💰 須恵町のブロック塀等撤去費補助事業(上限16万円・補助率2/3)

結論からお伝えすると、2026年6月時点で、須恵町には「老朽危険家屋除却補助金」のような解体本体への独自の補助制度は確認できませんでした。私たちが福岡県の空き家対策のご案内と須恵町公式サイトを確認した限り、糟屋郡の各町と同様に、解体本体への町独自の補助金は見当たりません。一方で、住宅の安全に関わる補助として確認できたのがブロック塀等撤去費補助事業です(出典: 須恵町 ブロック塀等撤去費補助事業)。

制度の概要

項目内容
制度名ブロック塀等撤去費補助事業
補助率補助対象工事経費の3分の2(千円未満切り捨て)
上限額16万円
対象の塀須恵町内にある高さ1メートル以上のブロック塀等。避難路に面したブロック塀(コンクリートブロックを積んだもの・れんが造・石造など)で、専門家による安全診断(診断カルテ)の結果が40点未満のもの
対象工事全部撤去、または一部撤去(完了後に診断カルテ70点以上・高さ1.2メートル以下となる場合)
申請者の条件塀の所有者または管理者・過去にこの補助を受けていない・町税の滞納がない 等
注意点交付決定を受ける前に契約・着工した工事は対象外
申請窓口須恵町 都市整備課 事業係(電話:092-932-1151/内線225・228)
須恵町ブロック塀等撤去費補助事業の概要(2026年6月時点・出典は須恵町公式サイト)

補助率2/3は、福岡県内でも手厚い水準

この制度で注目していただきたいのが、補助率が「3分の2」である点です。福岡県内のブロック塀撤去補助は「2分の1(50%)」が一般的で、たとえば福津市は補助率2分の1・上限12万円です。これと比べると、須恵町の3分の2は、私たちが確認した範囲では県内でも手厚い部類の補助率です。道路沿いの危険なブロック塀を撤去したいとお考えの方には、心強い制度です。

自治体ブロック塀撤去補助の補助率上限額
須恵町3分の2(約67%)★県内でも手厚い水準16万円
福津市2分の1(50%)12万円
県内の一般的な目安2分の1(50%)前後各自治体による
ブロック塀撤去補助の補助率の比較(2026年6月時点・須恵町と福津市は各公式サイト、目安は当社調べ)

解体工事に道路沿いのブロック塀撤去が含まれる場合、その撤去部分についてはこの補助の対象になる可能性があります。ただし、塀の高さや診断結果によっては対象外となる場合もあり、また交付決定を受ける前に着工してしまうと対象外になります。解体のご検討と並行して、対象になるかどうかも含めて、必ず工事着手前に須恵町 都市整備課(092-932-1151)への事前相談からスタートしてください。

💰 「解体本体の補助金がない」エリアで使える3つの選択肢

「町独自の解体補助金がないなら、解体は損なのでは」と思われるかもしれません。でも実は、補助金以外にも費用負担を軽くするための制度や考え方があります。須恵町のお家でも活用できる3つの選択肢をご紹介します。

選択肢1:相続空き家の3,000万円特別控除(国の税制特例)

ご実家を相続された方にとって、もっとも金額の影響が大きい制度がこれです。被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例で、相続したお家を売却した際の譲渡所得(売却時の利益)から最大3,000万円を控除できます。相続人の数や譲渡時期によって控除額が変わるケース(相続人が3人以上の場合は2,000万円・令和6年1月1日以後の譲渡)もありますので、ご自身のケースの詳細は税理士または下記のタックスアンサーでご確認ください(出典: 国税庁 タックスアンサー No.3306)。

項目内容
控除額最大3,000万円(相続人が3人以上の場合は2,000万円・令和6年1月1日以後の譲渡)
適用期間平成28年4月1日から令和9年12月31日まで
対象の空き家昭和56年5月31日以前に建築・区分所有でない・相続開始の直前に被相続人以外の居住者がいなかった
売却額1億円以下
売却の形耐震改修後の売却/取り壊し後の敷地売却 など
相続空き家3,000万円特別控除の主な条件(出典:国税庁タックスアンサー No.3306・2026年6月時点)

条件が少し細かいので、ざっくりお伝えすると「昭和56年5月31日以前に建てられた、亡くなった親御さんが一人で住んでいたお家」が主な対象です。須恵町の古くからの住宅地には、昭和56年5月31日以前(1981年5月31日以前)に建てられた木造一戸建てが数多く残っています。これは古い耐震基準(旧耐震基準)の時代に建てられたお家で、登記簿謄本や建築確認の控えで建築年が確認できます。そうしたお家を解体して更地として売却する場合、譲渡所得から最大3,000万円が控除される可能性があり、税負担が大きく軽くなることが見込めます。適用期間は令和9年12月31日までですので、ご検討中の方は早めに税理士や私たちまでご相談いただければと思います。

選択肢2:古家付き土地として売却(解体せずに売る)

「先に解体費を出してから売るのは不安」というお声は、相続のご相談で少なくありません。そこでもう一つの考え方になるのが、解体せずに古家付き土地として売却する方法です。買主の方が解体することを前提に、土地価格から解体費の見込み分を調整して取引します。この方法の良い点は、解体費の現金支出が不要なこと。「先に解体費を出してから売却」というお金の流れを避けられます。一方で、買主の方の意向によっては解体費分の値引きを求められることもあるため、立地と買い手のニーズを見極めることが大切です。

私たちサンミライ開発は解体と不動産売却をワンストップでお手伝いできるため、「解体して更地で売る場合」と「古家付きで売る場合」の両方を試算して、手残り金額を比べたうえで判断していただけます。役割を終えたお家を、次のオーナー様にお引き渡しするための準備として、納得のいく方法を一緒に選んでいきましょう。

選択肢3:国の空き家対策総合支援事業(活用できるか要確認)

国土交通省の「空き家対策総合支援事業」は、参加している地方公共団体(市区町村)を窓口として、老朽空き家の除却などを支援する国の枠組みです(出典: 国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法 関連情報)。町独自の補助がなくても、自治体がこの事業に参加していれば、国の枠組みで除却の支援を受けられる可能性があります。ただし国の事業枠の年度ごとの配分や採択状況によって、自治体の参加状況は変わるため、須恵町で使えるかどうかは、最新の状況を須恵町 都市整備課(092-932-1151)にお問い合わせいただくのが確実です。「解体だけが選択肢ではない」という視点で、使える制度を一つずつ確認していきましょう。


📋 失敗しない発注者の3つの準備

解体工事は一生に何度も経験することではありません。だからこそ、お見積りを取る前の準備が結果を大きく左右します。私たちの現場経験から、特に大切な3つの準備をお伝えします。

準備1:ブロック塀補助の事前相談を済ませる

道路沿いのブロック塀撤去で補助を活用する可能性がある場合は、工事の契約・着工前に須恵町 都市整備課(電話:092-932-1151/内線225・228)にご相談ください。事前相談なしで工事を始めると、補助の対象から外れてしまいます。補助制度には予算枠があり、年度の途中で受付が終了することもありますので、予算枠が開放される新年度4月の早い時期がご相談のおすすめタイミングです。

準備2:相見積もりは最低2社、できれば3社

同じ条件で複数社の見積もりを比較することで、価格の妥当性と内訳の透明性が見えてきます。チェックしていただきたいのは、廃材処理費・諸経費・付帯工事費が項目ごとに分かれているか。「一式」表記が多い見積もりは、後から追加費用が発生しやすい傾向があります。

準備3:相続登記の状況を確認する

令和6年4月から相続登記が義務化されました(令和6年3月以前に相続した分も対象で、令和9年3月末までの登記が求められます)。ご実家の名義が亡くなった親御さんのままになっている場合は、売却や補助金申請に進む前に、法務局で登記の状況を確認していただく必要があります。私たちにご相談いただければ、提携の司法書士をご紹介することもできます。

🏠 旧本社所在地から見た、須恵町という町

冒頭でお伝えしたとおり、サンミライ開発の旧本社は須恵町旅石にありました。福岡市の東隣としてベッドタウン化が進む一方で、旧旅石・須恵地区など昔ながらの住宅地と、東環状道路沿いの新しい住宅地が並走するのが須恵町の地形の特徴です。古い住宅地には築年数を重ねたお家やブロック塀が多く、空き家や解体のご相談が継続して寄せられる地域でもあります。

海沿いのリゾート地や駅前の商業地とは違い、糟屋郡須恵町は日常の暮らしに根ざした生活圏です。だからこそ、解体や売却の判断も「相場だから」「制度があるから」だけでなく、ご家族の暮らしと地域の歴史に寄り添った、生活密着型の視点が必要だと考えています。役割を終えたお家を、次にこの町で暮らす方へ気持ちよくつないでいく——そのお手伝いを、ご縁のある須恵町で続けていきたいと思っています。

🤔 よくある質問(FAQ)

Q1. 須恵町に独自の解体補助金は今後できる予定はありますか?

2026年6月時点で公表されている情報では確認できません。須恵町の住宅・防災関連の補助は、ブロック塀等の撤去に重点が置かれている状況です。最新の制度動向は、須恵町 都市整備課(電話:092-932-1151)にお問い合わせいただくのが確実です。

Q2. 県外に住んでいますが、須恵町の実家の解体を依頼できますか?

もちろん可能です。私たちサンミライ開発は福岡県全域・佐賀県全域でご相談を承っており、関東・関西からご相談いただく方も多くいらっしゃいます。現地調査・お見積りはオンライン面談でも対応していますので、まずはお電話やお問い合わせフォームからご連絡いただければ、無理のないペースで進めてまいります。

Q3. ブロック塀補助の16万円は、解体工事と一緒に申請できますか?

解体工事に、避難路に面した道路沿いのブロック塀撤去が含まれる場合、その撤去部分は補助の対象になる可能性があります。ただし条件(高さ・診断カルテの結果など)を満たす必要があり、交付決定を受ける前の着工は対象外です。必ず工事着手前に須恵町 都市整備課への事前相談からスタートしてください。

Q4. 国の3,000万円特別控除は、誰でも使えますか?

いくつかの条件をすべて満たす必要があります(昭和56年5月31日以前の建築・マンションなどの区分所有でない・亡くなった方が一人で住んでいた・売却額1億円以下 など)。ご自身のケースが当てはまるかどうかは、税理士または税務署にご相談ください。私たちも、解体・売却の流れの中で適用の可能性を一緒に確認いたします。

Q5. 見積もり依頼から完工まで、どれくらい期間がかかりますか?

私たちの現場経験では、木造30坪程度のお家であれば、お見積りから完工までおおむね1.5〜3ヶ月が一つの目安です。内訳としては、お見積り提示まで2週間ほど、契約・近隣ご挨拶・行政手続きで2〜4週間、実工事が2〜4週間という流れが一般的です。ただし、近隣との調整・補助金の申請期間・解体後の不動産売却の有無で前後しますので、具体的なスケジュールはお見積り時に個別にご案内します。

🔗 関連情報・出典

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✅ まとめ — 最初の一歩は、お悩み別に違います

須恵町は2026年6月時点で解体本体への町独自の補助金は確認できず、住宅・防災関連の補助はブロック塀の撤去(上限16万円・補助率3分の2=県内でも手厚い水準)が中心です。一方で、国の相続空き家3,000万円特別控除古家付き土地として売却するという選択肢があり、解体本体の補助金がなくても費用負担を軽くする道は残されています。大切なのは「補助金があるかどうか」ではなく、「役割を終えたお家を、次の暮らしへどう気持ちよく受け渡すか」だと、私たちは考えています。

ご相談のお悩み別に、最初の一歩は少しずつ違います。下表をご参考に、ご自身のケースから始めていただければと思います。

お悩みの種類最初の一歩次のステップ
県外在住で相続した実家登記簿謄本でお家の建築年を確認(昭和56年5月31日以前かを把握)3,000万円特別控除の適用可否を税理士またはサンミライへご相談
空き家を所有して近隣配慮で悩む須恵町 都市整備課(092-932-1151)にブロック塀補助の事前相談解体と古家付き売却の両パターンで手残り金額を試算
築40年超のご自宅を建て替えたい建て替えの建築会社と解体業者の役割分担を確認相見積もり2〜3社の取得と工程の擦り合わせ
須恵町で解体・空き家整理を考える方の「最初の一歩」(2026年6月時点)

ご相談・お見積りは無料です。解体だけ・売却だけのご相談はもちろん、「解体して更地で売るのと、古家付きで売るのと、どちらが手元に残るか」の両方を試算するお手伝いもいたします。旧本社のご縁のある須恵町で、未来への準備をご一緒できればうれしく思います。

最終更新日: 2026-06-04
本記事は2026年度の制度に基づく解説です。最新情報は各自治体の公式サイトおよび国税庁の公式情報でご確認ください。


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