佐賀県佐賀市・水ケ江で、長いあいだ手が入っていなかった土地の伐採・草刈り・整地を行った施工事例です。建物の解体ではありません。草と木に覆われて地面が見えなくなった土地を、もういちど使える状態に戻す工事です。
🌿 Before|枯れ草とつる植物で、地面がまったく見えない

戸建てと中高層のマンションが混じり合う、佐賀市街の一角。その中に、この土地はありました。周りのお宅はどこもきちんと手入れをされているのに、ここだけ枯れ草が波のように広がり、つる植物が雑木に巻きついて、こんもりとした茂みになっています。
空き地は、放っておくと本当にあっという間に姿を変えます。一年で草が伸び、二年で低木が育ち、三年もすればつるが絡んで、人が足を踏み入れられない場所になってしまう。この土地も、まさにその途中でした。

💧 佐賀ならでは|敷地の脇を流れるクリーク

この現場でいちばん気を配ったのが、敷地の脇を流れるクリーク(水路)でした。佐賀平野では水路が街のすみずみまで網の目のように通っていて、住宅地のなかにもごく自然に水面があります。そして水路のきわは、草木がよく伸びる場所であると同時に、足元がいちばん崩れやすい場所でもあります。
刈った草や枝を水路に落としてしまえば、流れをふさいで周りの皆様にご迷惑をおかけすることにもなりかねません。だから水路側は最後にまわし、刈ったものはすべて道路側へ寄せる——この段取りを、着手前に現地に立って決めることから始めました。作業の順番をひとつ決めておくだけで、防げることがあります。

👀 草を刈って、はじめて見えてきたもの

刈り進めていくと、草の下から思わぬものが出てきました。写真の赤丸のところ——桝のふたです。二か所、地面すれすれのところに埋もれていました。草に覆われているあいだは、誰にも見えません。見えないまま機械を入れれば、うっかり割ってしまうこともあります。
だから、いきなり刈り込むのではなく、外周から少しずつ、地面を確かめながら進めます。そして出てきたものは、写真に撮って位置を記録しておく。土地の状態というのは、書類を見ているだけでは分かりません。草を刈って、地面が見えて、はじめて分かることがある。これは解体でも整地でも同じで、私たちが「まず現地に立つ」ことを大切にしている理由です。
✨ After|地面が見え、広さと形がはっきりしました

背の高い雑木から手をつけ、つるをほどき、外周から少しずつ内側へ。刈ったものはその場に積み上げず、こまめにまとめて運び出しました。作業を終えて地面が現れると、この土地がもともとどれくらいの広さで、どんな形をしていたのかが、はっきり分かるようになりました。
このとき、敷地の境にあったブロック塀も一部だけ撤去しています。量としてはわずかですが、こうした細かなものこそ、残したままだと次に使うときの引っかかりになります。どこまでを片づけるかは、その土地の次の予定に合わせて決めるところです。

売るのか、貸すのか、ご自身で使われるのか——どの道を選ぶにしても、まずはこの「見える状態」が出発点になります。草刈りは、草を刈るための仕事ではありません。その土地にもういちど役割を持ってもらうための、最初の一歩です。
作業のあいだ、近隣の皆様には機械の音や車両の出入りでご負担をおかけしました。あたたかく見守ってくださり、心より感謝申し上げます🙏
草刈りや伐採は、解体工事にくらべれば小さな作業に見えるかもしれません。それでも「小さい工事だから」とご説明を省かないこと。役割を終えたように見える土地にも、次の出番があること。私たちは福岡県だけでなく、佐賀県全域でも、こうしたご相談をお受けしています😊
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