福岡市早良区・原で、瓦屋根にモルタル外壁、昭和の面影が残る木造2階建て住宅を解体した施工事例です。この現場のいちばんの特徴は、道路の向かいが学校だったこと。毎日子どもたちが行き交う場所での工事でした。
🏠 解体に着手した頃の姿|長く大切に守られてきた、昭和の住まい

瓦屋根にモルタルの外壁、そしてどっしりとした木組み。昭和の趣がそのまま残る、木造2階建てのお住まいでした。長いあいだご家族の暮らしを見守ってきたことが伝わる、ていねいに守られてきた建物です。役割を終えたこのお住まいを、感謝の気持ちを込めてお預かりしました。
🤝 学校の向かいの現場で、続けてきたこと

着工に先立ってご近所の皆様へご挨拶にうかがい、工事の内容とお願いごとをひとつずつご説明しました。そして工事のあいだ、初日から最終日まで欠かさず続けたのが、次のことです。
- 着工前のご挨拶まわりと、工事内容のご説明
- 養生シートによる粉じん・飛散への備え
- こまめな散水での粉じんの抑制
- 現場周辺と側溝の清掃
- 登下校の時間帯に合わせた、車両の出入りと作業への気配り

この現場で手を動かしているのは、私たちサンミライ開発の職人です。自社で施工しているぶん、近隣への配慮も作業の一つひとつも、人任せにせず自分たちの目で確かめながら決められます。学校の前という現場では、そこが効いてきます。
🧱 瓦をめくると、下から「葺き土」が現れました

工事は、瓦を一枚ずつ手で降ろすところから始まりました。そこから内装の手作業による撤去、重機による上屋の解体へと、順を追って進めていきます。瓦をめくると、下から「葺き土(ふきつち)」と呼ばれる土が現れました。瓦を土の上に載せて固定する、昔ながらの工法です。

葺き土や手刻みの木組みに触れていると、解体は壊す作業ではなく、この家が積み重ねてきた時間を受け取り、その土地の次へと橋渡しする準備なのだと感じます。工事で出た瓦・木材・コンクリートがらは種類ごとに分けて運び出し、再資源化へつないでいます。
✨ After|締め固めた跡が残る、静かな更地へ

上屋を解き、基礎を取り、地面を整えて——この姿になりました。昭和の面影を残した住まいは、静かに役割を終えています。

建物がなくなると、それまで見えていなかったものが一斉に姿を見せます。敷地の境界がどこを通っているか、汚水や雨水の桝がどこにあるか、隣地とどれだけ高さが違うか。解体という工事はここで終わりますが、土地としての情報がそろうのは、じつは更地になってからです。売却をお考えの方にも、新しく建てることをお考えの方にも、この状態で確かめた内容がそのまま次の判断材料になります。私たちが解体と不動産の両方をお預かりしているのは、この「引き継ぎ」を切らさないためでもあります。

更地になった敷地の前を、今日も子どもたちが歩いていきます。この土地がこの先どんな役割を迎えるとしても、その足もとを整えておくことが私たちの仕事だと思っています😊
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